のんびりと作業をしておりましたカッパ号。 GW後半の作業をもって完成しました。 残された作業は、ケーブル配置、バーテープ、チェーン、その他のアクセサリー類です。
こうしてクロモリの作業をするのは初めての事です。 今までのアルミ車やカーボン車のBBシェルには樹脂製のケーブルガイドがネジ止めされていましたが、こうしてBBシェルに直接溝が配されているのには、ちょっと感動しました。
こういうのを造形美と言うかどうかは分かりませんが、各所にこらされた工夫を見ていると、芸術品とさえ思います。
では、組立てと走行の感想を。
ケーブルの両端を平らにする処理は多少の時間を要しましたが、シフターがインデックスの無いWレバーであるため、ケーブルの配置やディレイラーの調整などは簡単です。
バーテープには30余年ぶりのコットンテープを使用。 VIVA製で260cmが2本入ってます。 短くカットしたブルホーンですから両側を1本で足りるかと思いましたが、ギドネットレバーの台座金具を隠すために長めに巻いたので、1本あたり130cmというわけにはいきませんでした。 ケチっちゃダメですね。
それにしても。 ただでさえバーテープ巻きが苦手な私。 金具の隠し方がキレイにいかないし、ハンドルバーにプリントされたTranz-Xという文字が中途半端に隠れてるし、仕上がりが大いに不満でした。
有り合わせのパーツですから、近い将来は、ハンドル、ステム、シートポストは銀色に。 サドルはも鋲付きのクラシカルな物にしたいと思います。 サンマルコ・リーガルなんてカッコイイでしょ(←物欲たっぷり)
完成車に相当する状態となったので重さを量ったところ、8.37kg(ペダルなし)でした。 ハンドル回りがシンプルですから、思ったよりも軽めに仕上がりました。
乗ってみた率直な感想。 当てが外れました 想定外。
すごいです、これ! 思いのほか軽快なのでビックリ!
私のクロモリの経験なんて30余年前のBSユーラシアという程度で、それを体で覚えてるわけですが、カッパ号に跨った事で、鉄へのイメージがガラリと変わりました。 言葉に表すのは難しいかな、とにかく軽快です。
こうして楽しんでいるところ、さらに想定外な事が。。。!
カッパ号 初日にして転倒!! アチャー
金町浄水場の取水塔を背景に撮影しており、倒れても芝生の方だろうと気楽に構えてましたら、向こうからの強風でアスファルトにガシャン!といきました(大汗)
幸いにして被害はハンドルをぶつけただけで済みましたが、なにも初日に倒れなくてもねぇ。。
帰宅後、破れたバーテープを貼り直し。 試しにギドネットの金具をまたがずに手前で終わるように巻きなおしてみたら、先ほどよりも見た目スッキリ。 (再利用したバーテープは途中から継ぎ足していますw)
これが銀色のハンドルバーだったら、金具が見えてても気にならないでしょうね。
ライト類の保安部品、メーター等は取り付けていないので、これらを整備してから次回は100kmくらい走ってみたいと思います。
記事の最後に車体の各所写真。
乗っている人が少ないという理由を含めて年初にはチネリを手にしていますが、このMASIは情報が少なすぎます。 購入前にネットで調べても、情報・写真ともに殆どなく、不安さえありました。
というワケで私がここに、各所の写真をアップしたいと思います。
真剣に購入を考えている方々へ、ほんの一部でもお役に立てると嬉しいです。
作業の段階で、パーツが中途半端に付いていたり、逆立ちしていたり、お見苦しい点はお許しください。
コメント
私はロードマンから30年ぶりのロードバイクです。鉄フレームの「形」が頭から離れず、いまだにアルミやカーボンの「形」が苦手です。案外軽く仕上がるもんなんですね。実家の倉庫に眠るロードマン君を思い出してしまいました。危ない、危ない…
☆ モッパーさん
おお! ロードマンですか! しかもご実家の倉庫に? そりゃ危ないですねー、時間の問題ですねーw
30年前だと、やっぱり5sか6sでしょうか。 エンド幅が異なるからレストアはそれなりにオカネかかりそう。。。(だから危ないってw)
モッパーさんと同じく、アルミやカーボンのスローピングが好きになれなくて、どうしてもホリゾンタルに戻ってきてしまいます。 これぞ自転車の形ですかね~