旧アルテグラのリアディレイラー(以下RD)のRD-6600。 元来はベアリング式+ブッシュ式のプーリーが装着されていますが、これを双方ともベアリング式に換装すると、ペダリングが劇的に軽くなる、という話は3年前の記事で紹介いたしました。
当初のプーリー(金色)は1年ほどの使用で回転が鈍くなり、同型のプーリー(赤)に換装し2年が経ちました。 赤い方は好意で頂いた物なので心情的に大事にしていましたが、ここ半年ほど動きが渋くゴリゴリ感がありました。 同品(金色)での経験上、その感触から修復不能と判断、買い換えることにしました。
3月3日(日) チネリの購入元のライトサイクルさんに防犯ステッカーを買いに行ってきました。 と同時に、チネリの出来具合をチェック(多項目なので後述)していただいたほか、プーリーを購入しました。
帰宅後は、早速プーリーの交換といきたいと思います。
もとの赤いプーリーはTISO製。 セラミックとかいう謳いはなく、金属球で構成されたシールドベアリングです。
イタリアのブランドで、同品(金色)をヤフオクで購入当時は2個で3,000円台。 3年間で2組が使用不能になりましたが、それなりに長距離を快適に走れたので、非常にお買い得だったと思います。 今回購入したプーリー(青)はほぼ同額でちょうど3,000円。 金属球のベアリング式はこれくらいが相場なのでしょうか。
あくまでも憶測ですが、、、役割が違う2個のプーリーはそれぞれの設計が異なる筈ですが、こうして上下の区別が無いのも廉価な理由の気がします。 回転は軽快かもしれませんが、ひょっとすると変速性能は劣るかもしれませんネ。
プーリーの交換は、ボルトを緩めて古いプーリー(赤)を外し、新しいプーリー(青)に差し替えるという比較的簡単な作業です。 が、今回取り外した際、ボルトに僅かに付着してるオレンジ色っぽいカス?を見て、以前に作業のミスをしていた事が分かりました。
カスに見えるこの物体はネジの滑り止め剤。 ネットで調べてみると、この箇所にはそれが施してあるらしいです。 ロックタイトという商品がそれに該当します。
事もあろうに前回の作業の時、パーツクリーナーでゴシゴシと磨き落としていました(記憶にあります)。 落とした上でグリスを塗って装着しました。 6年も自転車を弄ってて最近になってやっと意識するようになりました。 (記事:リタノフから外したBB、チネリに装着するキャリパー)
こういう作業が素人丸出し、何でもグリスをつけりゃいいわけではないんですね。 僅かな残りだけでも緩み止め効果が有ったのか、今まで外れなかったのが幸運だったと思います。 とりあえず現状、キツ目に締めて作業を完了させました。
ロックタイトはアマゾンでポチって発注しときました。
プーリー本体が見える部分の表面積が小さいので、何色に変えたのか、ほとんど分からないし、青だとさらに目立たないです。
時系列が逆転しますが、プーリー交換作業を行った日の日中は、防犯ステッカーの為にライトサイクルさんへ行ってきました。 組み立てたチネリ号をザッと見てもらったところ、作業が不完全だった箇所が有りました。
FDが下にズレてFCに当たりかけてた(バンドの締めが緩かった) RDの稼動範囲の調整 ハンドルに僅かにガタ(ヘッドキャップの締め付けトルクが小さかった)
これらに加え、ヘッド部からグリスが染み出してくる(=塗りすぎ)点を聞いたところ、チネリ号のようなインテグラルの場合はシールドベアリングなので、グリスは防錆程度に軽く塗るだけでいいと。 むき出しの玉が連なってるリテーナーの場合にはグリスはたっぷりつける様です。
素人の作業。 出来ているつもりがちゃんと出来てないもんですね。 今回もいろいろ学習しました。 自転車の整備は楽しいですね~