ロードバイクを買うときはサイズを見ろ。 今じゃ当たり前のようにやっていますが、6年前はそんな事を知らずしてリタノフを買いました。 知識も慣れもないその当時でも、174cmの私には見た目にも小さいフレームでした。 つまり、失敗。
1年後(=5年前)に購入したツバメ号はショップ任せのオーダー車だったので、サイズもオマカセ。 自分で知る由もありませんでした。
完成車を買うとか、フレームを買うとなると、ここでフレームサイズを気にするようになりますが、これまた、どの部分をフレームサイズと言ってるのか、わりと最近まで知りませんでした。
これは、組み立てる前のカッパ号の写真です。 カタログ上では53と書かれ、4サイズのうち大きいほうから2番目のサイズ。 カタログやサイトでは、フレームの各所の長さやサイズを表したものを「ジオメトリ(geometry/直訳:幾何学)」と呼んでますが、53cm=530mm、ジオメトリを見ると、530mmシートチューブの長さとなっていました。
サドルの高さは重要であるが、シートポストで調整できる。 購入時には、トップチューブ長が重要な要素ではないの? と、素人の私でもそう思ったわけです。 トップチューブ長。 ここでは545mmです。 ま、この車体はほぼホリゾンタルなので(気付かないくらい少しスローピング)トップチューブ長を見れば分かります。
結論を先に言うと、ホリゾンタル換算:545mmという仮想空間?を測ったサイズを基に購入しました。 明らかなスローピングですから、トップチューブ長は530mm、フレームサイズは510mm。 5サイズあるうちの真ん中のMサイズです。
このように、チネリとカッパ号共にホリゾンタル換算:545mmという同じサイズのフレームを購入し、チネリはドロップハンドル、カッパ号は短いブルホーン+短いステムを使用しており、乗車ポジションが明らかに違います。
いかにもメチャクチャっぽいですが、リタノフやツバメ号の各所を採寸し、これをもとにチネリとカッパ号のポジションを割り出しています。
ジオメトリというよりも設計図。 挿絵はリタノフです。(^^)
リタノフはホリゾン換算:530mmと小さいフレームですが、ヤフオクで入手したフロントフォークのコラムが短かったためハンドルが低く、結果的に乗りやすい状態になっていました。 ただしそれはブラケット部(=ハンドル上部)に限った話で、下ハンは低すぎて使いにくかったです。 今思えば、ツバメ号も下げすぎでした。 いずれにせよ不具合なく何度も200kmを走れたので、自分には合っていただろうと思います。
そこでチネリ。 下ハンも活用できるよう、ハンドル位置を見直すことにしました。 リタノフより約3cm高く、サドルからの距離を近づけ、現在は試行錯誤の段階です。
組み立てた当初はきちんと合わせたつもりが、先日シートポストを換装(後述)した際にサドル位置を誤ってしまい、左上の表はその実数値です(をぃをぃ)
誤った位置とは、当初の設定よりもサドルは10mm低く、5mm前に出てしまった状態でして、これから修正しようというところです。 修正を終えると左の表(赤い字)のようになるかと思います。
(シートポスト換装でズレてしまう前は、ほぼこの数値だった筈です)
聞きかじりなのでこれが本当に一般論かどうか分かりませんが、ポジションとは、ペダルの踏み位置(前後と内外)から始まりサドルの高さ、そしてサドル前後、ハンドル前後、高さ、角度、幅など。 多数の要素があります。 素人には難しすぎる。
話は変わってシューズ。 赤いシューズ(パールイズミ・オクタンSL)は長い事使っておりますが、新しいシューズ(DMT)にしたら膝の痛みが発生。 どうやらハの字をとりすぎた様でした。 そもそも調整幅が、母指球の真下にペダル芯を持ってこれない様で、ちょっと困ってます。
シューズもポジションの重要な要素。 しばし頑張ってみたいと思います。
ポジションの設計の話はこの辺で。 最後に、1ヶ月ほど前にシートポストを換装したお話を。
チネリはその殆どがリタノフからの移植で、写真はFELTのアルカーボンのシートポストを装着した状態です。 その後ツバメ号を解体した事により、別のパーツも使えるようになりました。
せっかくの機会だったので、自分が持ってるシートポストの重さを量ってみました。
FELTアルカーボン33cm(元リタノフ→チネリ)で217g。 普通のアルミシートポスト・35cm・321gに比べたら圧倒的に軽いし、チネリに付属してたアルミシートポスト・35cmだって299gもあるので純正を使う選択肢も無い。
そこで、ツバメ号から取り外したカーボンシートポストは、なんと162g。 随分と傷だらけですが、こういう変態的な形のシートポストは好みです。
そして、偶然にもコロンバス。 チネリの親会社はコロンバスですし、車体にもコロンバスって大きく書いてあります。
シートポストだけで59gの軽量化(ボトルケージ関連でさらに23g軽量化)。 ついでにツバメ号からの移植で、クランクをFC-R600 → FC-6650Gで45g軽量化。 ホイールをWH-6700 → WH-7801SLで83gの軽量化。 ツバメ号からの移植だけで200g以上の軽量化です。 そんな細かい事を考えるくらいなら、自分の軽量化が手っ取り早いでしょうか(汗)
以上、ポジションにまつわるあれこれの話。 記事をサボっててネタが溜まってしまった感でいっぱいでした。 小出しにコンスタントが理想ですね。w