グレナディン・シロップ。
カクテル副材料として欠かせないノンアル素材で、ザクロ味のシロップです。 ザクロ果汁の含有は品によるところですが、色付けの役割が主体でしょうか(私見)。
カクテルレシピでは
主材料 + ライム(レモン) + 甘系副材料
というパターンが非常に多く、この甘系副材料はホワイトキュラソー、ガムシロップ、そしてこのグレナディンだったり。
いにしえから継がれてきた『ダイキリ』はラム+ライム+シロップですが、私が学んだ30数年前は市販のレシピ本で『バカルディ』と混同してました。 シロップをグレナディンに変えてピンク色に。 レシピ本によってはダイキリがピンクでバカルディが無色だったり。 ゴールドラッシュ頃、キューバのダイキリ鉱山が夕日に当たって赤くなるイメージ。 ハッ?ナンジャソラ?
酔ったお客さん相手に、行ったこともないキューバを楽しげに語る行為がこの様な本を作り出すわけです。(あ、私のこと?) フローズンダイキリはパパヘミングウェイの為のカクテル。 こうした話はお客様達から教わった財産。 知らないから真剣に聞く、良き習慣でした。
今はネットが有るので何ヶ所も調べると正解に辿り着きます。 長年の決着が今ここで。
ダイキリは無色、グレナディン使うとピンクダイキリ。
バカルディ社のラムを用いたピンクダイキリがバカルディという名のカクテルで商標でもあると。
フローズンダイキリは、ラムがダブルでシロップでなくグレープフルーツ果汁。 酒豪パパヘミングウェイは糖尿だったから。
バーテン当時はお客様とのノリでフツーのダイキリをフローズンしてました。 飲むひとが女性のときはピンク色に。 完全に誤ったレシピで多数の方からお代を頂戴し申し訳ございませんでした。
フローズンは200円増です(_ _;)