Wレバーやギドネットといった新アイテムで話を引っ張ってきましたが、それらを装着するための新車がやってきました。
MASI GRAN CRITERIUM 2013
(マジィ・グランクリテリウム)
遥か昔のBSユーラシア以来、30余年ぶりに手にするクロモリフレームです。
レイノルズ525のダブルバテッド、ラグ構造という凝った作りでありながら、フレーム単体ではわりと買いやすい価格帯でした(完成車だとけっこう高い)。
自ら掲げたコンセプトはチネリと同じでして、生活改善により節約できた金銭の一部を貯金箱で貯めて、フレーム単体のロードバイクをゲットするというものでした。 具体的な節約方法はここでは省略しますが何にせよ健康によく、余分な出費が減った上でロードバイクが買えるという良い事だらけでした(嬉)
フレーム買いですから、各パーツは既存の物を活用して自転車を完成させたいと思います。
30余年前のBSユーラシア(Wレバーのランドナー・26インチ)はいずれも兄のお下がりですが、1台目(リア5速)がメタリックの緑、2台目(リア6速)がメタリックの茶でした。 今回のは黄緑×シルバーは最初の緑に近い色で、初心に帰る気分です。
そんな黄緑色のMASIには納車前から名前を用意。
カッパ号 と命名いたしましたw
ブランドはイタリアですが、製品は自転車大国の台湾製です。 カッパ号のフレームセットには、フレーム本体、フロントフォーク、ヘッドセット、シートピン、アウター受けがセットされています。
ショップでBBを装着し、フレーム重量はBB(SM-BB7900)込みで2,141g。 BBを90gとすると、フレーム自体の重量は実質2,050g前後(53サイズ)と想定されます。 フレームのチューブにダブルバテットという軽量化が施されているとしても、やはり鉄は重いですね。
フロントフォークは、カット前:305mmのコラム(スタファン・下玉押しなし)状態で917gでした。 ここ最近カーボンフォークばかり手にしていたので、鉄フォークは重く感じます。
下玉押しを入れるための自作工具がありますが、環がキツくてうまく入らず困りました。 いくらやってもダメなので購入元のライトサイクルさんに持ち込んだところ、難なくやっていただきました。 さすがプロ!(今さら何を言ってるw)
コラムは暫定でカットしました。 ただし、116mmという短いヘッドチューブに対して付属してるコラムスペーサーがたったの3個(30mm相当)です。 せめて4~5個は欲しいので不足分は自分で用意しました。
我流ですが、コラムが錆びないように薄くグリスを塗っておきました。
BR-6600を2組、色違いで持ってますが、色を合わせたいために、ツバメ号から外したアイスグレー(ULTEGRA-SL)をチネリに装着し、写真の銀色のキャリパー(ULTEGRA)をカッパ号に装着したいと思います。
2組のうち片方がオーダーのカーボン車(ツバメ号)だったため、キャリパー台座用ナット(雌ネジ)は長めの物が使われていました。 鉄フレームは短い物が一般的(MASI・台座の外寸:13mm弱)なので、これに合ったナットを別途入手しました。 (純正品には同梱されると思います、多分)
ブレーキの取付ボルトには元々、脱落防止のネジロック剤が施されています。 以前それを知らずに拭き落としてしまったのか? 度重なる移植で削れたのか? ネジロック剤が剥げてしまったので、今回はロックタイト222を購入して塗布する事にしました。
クランクセットも相互入替えにて、チネリから外してきたFC-R600(105グレード)の銀色をカッパに装着。
FDにはFD-6600Gでバンド径31.8mmに28.6mmのシムを噛ませ、元のバンド用ボルトは錆びたので汎用のM5ボルトへ交換、RDはmicroSHIFTアルシス。 ディレイラー関連は有り合せ丸出しとなりました。 贅沢は出来ないし、使える物は使い倒すつもりで、、エヘヘ。。
シフターはグランコンペのWレバーでインデックスなき無段階の物です。 変速機は段数さえ合っていれば細かい互換性はかなりアバウトでOKです。
これにて、形だけは見れるようになりました。 あたかも全て自分でやったかの様ではありますが、フレームの防錆処理、フェイスカット、BB挿入、そして本編であった下玉押し挿入。 これらはプロショップ依存でした。
ともあれ、有り合せではありますが、自分が思った通りの形となってすごく満足です。 あとは、ケーブルを配し、チェーンを装着。 苦手なバーテープを巻けば完成となります。 うーん、いつかは、ハンドルとシートポストは銀色に換えたいかな。
カッパ号の作業と同時に、色合わせという名のもと、チネリがグレードアップ・軽量化となりました。 オイシイ話が同時にやってきた気分です。 ロードバイク組立ては面白いですねー