1月中旬にやってきたチネリのフレーム。 リタノフの後継としてアルミフレーム、パーツをリタノフから移植するので、リタノフをきっちりと終わらせるまで箱に入れたままでした。 会社に置いていたので、リタノフとは対面していません。
後継とは言ってもこれは時系列としての後釜であり、リタノフは楽しい思い出として締めくくり、これからの新たな自分歴をコイツとツバメ号で楽しんでいきたいと思います。
偶然なタイミングで節分の2月3日。 チネリの組立てに着手しました。
作業の大半はこの日に終えてますが、ブログは備忘録でもあるので、これから何篇かに分けてレポートさせていただきます。 本編はフレーム+フォークのお話です。
何も付けない状態で正確に計測したいところですが、BBだけは最初に入れてもらいました。 BBは本体ネジ部に固定剤(ロックタイト?)が塗布されていますが、説明書にはグリス塗布と書いてある(らしい)。 素人としては何をやりゃいいのか分からないし、トルク管理も難しい。 ココだけはプロ任せ。 購入したライトサイクルさんにお任せしちゃいました。
重量はBB付きで、1,571g ありました。 BB(SM-FC7800)は100gくらいなので、フレームは 1,470g前後 だと推測されます。 1855gのリタノフよりは断然軽いのですが、他社のアルミフレームに比べると意外と重いようです。
このフレームはMサイズですが、カタログデータの1400gはXSサイズの事なのでしょうか。。
計量を終えたら、フロントフォークの長さ合わせのために、ザッと組んでみたいと思います。
このような作業のために実車サイズとして、リタノフとツバメ号の各所を測っておきました。
ヘッドチューブ長は、リタノフ:115mm、ツバメ号:160mm、チネリ:150mmです。 ただしヘッドパーツの構造が違うため一概には比較できず、今回は地面からステム上端(芯)までの高さを比較したいと思います。
リタノフ:860mm ツバメ号:878mm
これに対し、サドル側の起点となるBB軸の高さは
リタノフ:260mm ツバメ号:270mm
となります。 これを乗車位置で相対的に比較するとツバメ号の方が8mmほどステム位置が高い事になります。
チネリのBB軸の高さは270mmなので、870mm~878mmにすると同じ高さが得られる事になります。 実際にフォークをセットしてみると、コラムスペーサーなしで875mm。 なんだ、いきなりコラムスペーサー無しかいな(笑)
この時点でサドルの位置や実際に使うステム長が決まっていないので、ハンドル高はあくまでも暫定として長めに残してカットし、暫く運転してみてから改めて調整したいと思います。
私、コラムをカットするのは初めてです。 ざっと2通りのやり方があると思いますが、ノコギリで切るのとパイプカッターでぐりぐりとやるのの、どっちが正しいか判断できません。
聞きかじりでは、コラムがカーボンの場合はノコギリが適正で、コラムが金属の場合は、ノコギリでもパイプカッターでも大丈夫らしいです。
用意した工具は、、、ノコギリ用に、金属ノコギリ+ソーガイド+万力。 グリグリ用にパイプカッター。 それぞれの仕上げ用にヤスリ。 そして、スターナットを正確に打ち込む為に、にスターナットセッター+ゴムハンマーを用意しました。
工具は揃えども、いきなり本番は怖いので、今回をもってリタノフと共に廃棄としたEASTONのカーボンフォーク(本体はカーボンでコラムはアルミ)で練習してみたいと思います。
まずはパイプカッター。 わりと簡単にカットできます。 切り口はキレイですが、内側にバリが多く発生します。
カットした分だけスターナットが近くなったので、スターナットセッターで打ち込む練習をします。 ハンマーで叩くだけで、正確に15mmの深さにセットされるので便利です。
続いて、ノコギリの練習をしてみました。 宅外で万力を固定するための台として、ちゃぶ台しかないのですが、ちゃぶ台に正座して作業している姿を人様に見られるとチョッと恥ずかしい。。
チカラを使うわりに作業が進みません。 ソーガイドがあるので曲がらずにカットできますが、仕上がった切り口が粗いです。 元々短いコラムをカットしたので、下部の厚みがある部分だったので難航した様です。
いずれ、ツバメ号のカーボンコラムをカットする時に使用したいと思いますが、アルミのコラムには、パイプカッターの方がキレイに出来そうです。
ノコギリだと後処理が大変そうだし、ヤスリでキレイに削れる自信がありません。 安全な線をとって、本番はパイプカッターを使用しました。 一気にカットせずゆっくり、カットを終えたら、ヤスリでバリを落とします。
思った以上にキレイに出来ました(大満足!)
スターナットを挿入し、ゴムハンマーで打ち込みます。 正しいやり方を知りませんが、フロントフォークを地面に置いたりどこかに固定したりすると、ほぼ確実にフォークを破損させると思われるので、左手でコラム部をしっかり握って宙に浮いた状態でガンガンといきました。
カットする前のフォークは639g。 カット後にスターナット(10g)を打ち込んで、下玉押し付きで618gでした。 ツバメ号のフロントフォークは421g、EASTONのフォークは468gだったので、このフォークは重いほうかもしれません。
ヘッドパーツを入れる順番。 左の1つだけが下玉となり、残りは全部上玉の部分です。 この順番を素人が覚えるのは大変です。 こういった写真だけが手がかりですネw
以上、今回の作業は、フロントフォークでした。
次の記事は、サドル&ハンドル編とさせていただきます。