GW前に納車されて以来、カッパ号のシートポストには悩まされてきました。 きっちり締まらず走ってるうちにズレ落ちてきたり回ってしまったり。
作業の当初から、固定部の摩擦係数を上げるファイバーグリップ(以下FG)を使用してたのに残念。
チカラづくで強く締めるという方法も試しましたが、強く締めすぎても、きっと断面が歪んで正円でなくなって、かえって固定力が落ちたり壊れてしまったりするのではないでしょうか。 第一に、すごく気が進まない方法です。
こうして試しているうちに、このシートポストに問題があるのでは?と疑うようになりました。
昔のリタノフで使っていたこのシートポスト。 長めだった物をパイプカッターで切って短くしましたが、改めて凝視すると断面の処理が雑です。
FGはクランプ部の内側のみに塗布しましたが、そこへこの雑な棒を入れると、塗布したはずのFGがシートチューブ内部へ押し下げられ、肝心のクランプ部には油脂だけが残っていた。。。 こんなの固定されるはずがありません(汗)
FGをクランプ部内側だけでなく、シートポスト側にも塗布すればよかったのかもしれません。 どの方法がベストなのか、それは今後の課題としたいと思います。
シートポスト。 最終的には買い直しました(後述)が、それだけでは安直すぎます。 何事も経験ですから、まずはこの、雑なシートポストを改善して学んでみたいと思います。
写真に示しました通り。 ヤスリのドリルヘッドを使用して荒削りをして、紙ヤスリの番手を上げながら最後は耐水ペーパーでピカピカになるまで削り上げる。 顔が映るほどにピカピカとまではいきませんでしたが、ここまで手間をかけて磨く必要があったかどうか? 趣味ですから無駄とは言わず、気が済むまでとことんやりましょう。(^^)
今度はシートポストにもFGを塗布。 シートポストを挿入後にFGをズリ下げないように気をつけながら固定。 ズリ落ちたらすぐにわかるようにビニールテープで目印をつけておきます。
結果。 固定できたかのようですがイマイチ。
ショップ(ライトサイクルさん)に相談し、持ち込みました。 店長、5mmの六角レンチを2本持って、一旦ネジを外してから締める。 (ネジに何か仕掛けをしてたみたいですが未確認)
その後、300kmほど走りましたが問題なし。 どれくらいの強度で締めてるのか確認したく緩めてみたら、そんなに大きなトルクではありませんでした。 今までのズリ落ちは何だったんだろう? 毎々の事、自転車はショップ選びが第一だって本心から思います。
自分がやった事の振り返りからの推測ですが、、、
ズリ下がりが酷かった直前の事。 出先でシートポストの高さを調整した際、5mmレンチを1本だけで締めました。 これを2本使って丁寧に締めれば良かったのか。 最初はそれでも緩かったのは事実ですが、現状問題が発生しなくなったからOKとします。
シートピンを締める際は、2本のレンチで丁寧に締めましょう。
クロモリのカッパ号に似合うようにと、25cmで短めのシートポストを探しました。 現状のギサロ製(黒)の272gよりも僅か22g軽い251gですが、クランプ部が2本ネジである事を加味すると、これでよかったかと思います。
ただ、ギザロのシートポストでうまくいってるし、今のサドル(スペシャライズド・トゥーペ)は黒いシートポストの方が似合うと思います。 この新品シートポストはそのうちに。
San Marco Regal(サンマルコ) Selle Italia Turbo(セライタリア) あたりを入手しましたら、共にデビューしたいと思います。 貯金箱片手に頑張ります~!